映画評
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地方都市で芽生える、セカイを蝕む恋 『アリスとテレスのまぼろし工場』
2023.10.01
映画に圧倒されると泣くしかない性質だ。「切ない」とか「お涙頂戴」などとは一切関係なく、魂が震え、涙を流すしかな…
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映画評論 第3回 『Barbie バービー』とBarbenhaimer現象考
2023.09.16
【寄稿】ミツヨ・ワダ・マルシアーノ文学研究科教授 8月1日、米国NBC Newsからインタビューのリクエストメ…
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映画評論 第2回 『怪物』をめぐる二重の両義性構造 『怪物』
2023.08.01
【寄稿】ミツヨ・ワダ・マルシアーノ文学研究科教授 今年はカンヌ国際映画祭から幾つもの吉報が送られてきた。役所広…
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映画評論 第1回 名誉と権力を握ったレズビアンの結末 『Tár /ター』
2023.07.01
【寄稿】ミツヨ・ワダ・マルシアーノ文学研究科教授 映画を見る前から、私たちはすでにその作品についてなんらかの情…
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憎悪にまみれた「叫び」を浴びて 『ソフト/クワイエット』
2023.06.16
アメリカ郊外で幼稚園の教師を勤めるエミリーは、同世代の白人女性5名を集めて「アーリア人団結を目指す娘たち」(以…
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映画評 劇場で最高のJAZZ体験を BLUE GIANT ほか
2023.04.01
目次 劇場で最高のJAZZ体験を BLUE GIANT インドが示す娯楽映画の到達点 RRR 静かなる映像が紡…
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あまりに鮮やかなモノクロ映画 『ローマの休日』
2022.12.01
本作は1953年に公開されたアメリカ映画で、ウィリアム・ワイラーが監督を務め、全ての撮影をローマで行った。オー…
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〈映画評〉子どもたちが魅せる、東西ホラーの融合作 『ブラック・フォン』
2022.07.16
1978年コロラド州デンバー北で、少年が次々に行方不明になる事件が発生。連続誘拐犯「グラバー」の犯行と噂される…
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〈映画評〉「私は告発する」 オフィサー・アンド・スパイ
2022.07.01
1894年、フランスで一人のユダヤ系陸軍大尉がパリ軍法会議にかけられた。彼の名はアルフレッド・ドレフュス。ドイ…
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〈映画評〉「助けたい」のはエゴですか? 『ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』
2022.03.16
2022年3月4日、「ドラえもんのび太の宇宙小戦争2021」が遂に公開された。 本来ならば昨年春に公開されるは…