映画評
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〈映画評〉不遇な女性の自由と孤独『アンモナイトの目覚め』
2021.06.01
個性的なタイトルが目を引く本作の舞台は1840年代、重苦しい雰囲気が漂うイギリスの港町。実在した貧しい古生物学…
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〈映画評〉騙し騙され愛し愛され 『フォーカス』
2021.04.16
詐欺師をテーマにした作品と言えば、フジテレビの月9で放送されたドラマ「コンフィデンスマンJP」やネットフリック…
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〈映画評〉異なる正義の狭間で 『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』
2020.12.16
みずみずしい森の中に、一匹の小さな黒猫が眠っている。その穏やかな情景を打ち破ったのは、一台の巨大なショベルカー…
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〈映画評〉難解さを越える映像の力 『TENET テネット』
2020.12.01
新型コロナウイルスの影響で新作映画の公開が延期される中、久々の新作ハリウッド映画として9月に公開されたクリスト…
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〈映画評〉美しく儚い、絆の物語 『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』
2020.11.16
ロビー・ロバートソン、リヴォン・ヘルム、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソンの5人からなる…
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〈映画評〉ちっぽけな幸せを求めて 『マロナの幻想的な物語り』
2020.10.16
1匹の犬の「私の人生を巻き戻して」というセリフから始まる本作は、9匹兄妹の末っ子として生まれ「ナイン」と呼ばれ…
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〈映画評〉ただ純粋にロックンロール 『音楽』
2020.04.01
俳優としても知られる大橋裕之による漫画『音楽と漫画』を、岩井澤健治監督がアニメ化した作品。4万枚以上の作画を手…
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〈映画評〉台湾からの心温まる贈り物 「幸福路(こうふくろ)のチー」
2020.01.16
祖母の死をきっかけにアメリカから台湾に帰郷したチーことリン・スーチーが、幼少期の思い出を呼び起こすと共に自身の…
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〈映画評〉正気と狂気/苦悩と爆発 「ジョーカー」
2020.01.16
コメディアンになることを夢見る男アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)が、バットマンシリーズを代表するヴ…
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〈映画評〉進化した映像で恐怖は進化したか 「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」
2020.01.16
スティーブン・キングの小説を映画化し、ホラー映画として大ヒットを記録した『IT/イット ″それ〟が見えたら、終…