書評
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社会学で時間を旅する 真木悠介『時間の比較社会学』
2023.03.16
本書は様々な時代、地域に生きる人々の時間への意識を取り上げ、それらを互いに「比較」することで、時間という曖昧模…
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解かずに読む 共通テスト書評
2023.02.16
1月14日と15日に大学入学共通テストが実施され、受験者数は47万人にのぼった。今年も共通テストに出題された著…
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「偶像(アイドル)」推すやましさ 正視するために 『アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉』
2023.01.16
「KPOPとアイドルというシステムが、人[アイドル]が成熟する時間を与えない」。韓国のアイドルグループBTSの…
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〈書評〉あなたの青春は何色? 米澤穂信『氷菓』
2022.12.16
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に」 そんなモットーを掲げ、何事にも積極的…
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第二の人生をキャンパスで送る 瀧本哲哉『定年後にもう一度大学生になる』
2022.10.01
本書は、59歳で京都大学経済学部に入学した著者による、大学再入学の手記である。次男の通う北海道大に惹かれ、56…
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〈書評〉圧巻の世界観、物語の奔流 円城塔 「Self-Reference ENGINE」
2022.05.16
本作は、2012年に芥川賞を受賞した円城塔のデビュー作である。ある日突然、時間という概念がぶっ壊れた世界で登場…
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〈書評〉今することを決めるために 『武器としての決断思考』
2022.04.16
この本は、京大で教鞭を執っていた瀧本哲史による講義形式の実用書である。2011年9月、東日本大震災の半年後に発…
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京大生の読書傾向を覗き見! 年間ルネベスト2021
2022.03.16
本企画では、昨年1年間に京大生協ブックセンター「ルネ」で売れた書籍のランキングと、そこにランクインした本から編…
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〈書評〉解かずに読む共通テスト2022
2022.02.16
今年は1月15、16日の2日間にわたって大学入学共通テストが行われた。本との出会いは様々だが、入試問題での出会…
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〈書評〉野球愛溢れるユーモアミステリ 野球ファンにもそうでない人にも 東川篤哉『野球が好きすぎて』
2021.12.16
本書の著者である東川篤哉氏は、『謎解きはディナーのあとで』で本屋大賞を受賞し、一躍有名になった推理小説作家であ…