複眼時評
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渡辺勝敏 理学研究科准教授「生きていく勇気と淡水魚」
2021.11.16
まだFMラジオの放送をカセットテープに録音して楽しむ「エアチェック」という文化があった頃、ある現代音楽家兼ピア…
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藤原辰史 人文科学研究所准教授「苦手な理由」
2021.11.01
苦手なものは何かと問われれば、次の三つが真っ先に頭に浮かぶ。 第一に、空港で荷物チェックをするあの空間である。…
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佐々木博光 国際高等教育院、総合人間学部・人間環境学研究科非常勤講師「役立て!大学教育」
2020.11.16
わたしは文学部・西洋史学の出身で、本学では現在全共科目の西洋史Iを担当しています。大学で教育を受けたこと、研究…
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大川 勇 人間・環境学研究科教授「サルトルの机」
2020.03.16
フランスには「サルトルの机」なるものがあったという。神童だったサルトルは学校で授業への参加を免除され、自分の机…
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金澤周作 文学研究科教授「難破と漂着の喚起力」
2019.12.16
船が遭難して見知らぬ土地に漂着する話は、ヨーロッパ文明を貫いて頻出する。ギリシア神話の英雄オデュッセウスは、ト…
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中村美知夫 理学研究科准教授「さまざまな『繋がり方』」
2019.07.16
毎年春に理学部三回生を対象とした実習を担当している。嵐山にある野猿公園でニホンザルの観察をする、というものだ。…
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佐野 宏 人間・環境学研究科准教授 「春宵のひととき」
2019.03.16
何か書くようにとのことである。春だから何かしらめでたげなことを書いた方がよいのだろうけれど、日々あれこれと何か…
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戸田剛文 人間・環境学研究科准教授 「犬が教えてくれる哲学」
2019.01.16
私は本学では哲学の教員をしている。哲学は、ある意味で世界観の提示を目的としていて、そのために知識や存在、善など…
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堀川宏 国際高等教育院非常勤講師 「古典ギリシャ語の教室」
2018.08.01
私はふだん幾つかの大学で、古典ギリシャ語とラテン語、またギリシャ・ローマの文学についての講義をしながら、古代ギ…
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小山哲 文学研究科教授「大学と街のあいだ」
2018.04.16
ヤギェウォ大学は、ポーランドの古都クラクフにある、ポーランドで最も古い大学である。創設は1364年で、東ヨーロ…