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情報学研 院試で3回連続ミス 出題に誤り 合否に影響なし

2024.09.16

京大は8月16日、同月6日から7日に実施した情報学研究科(社会情報学コース)の24年度10月期・25年度4月期の入学者選抜試験において、出題ミスがあったと発表した。合否への影響はなかったとしている。同研究科の院試では、昨年から3回連続でミスが発生したこととなった。

出題ミスがあったのは「情報学基礎」の問題番号1の設問(2)。1個とすべき命令の個数を誤って0個と表記した。

試験の実施後、当日中に受験者からメールで「正解を導けないのではないか」と指摘があった。これを受けて大学が確認したところ、問題文に誤りを発見した。京大によると、試験終了までに複数の関係教員が何度も見直した上、会議でも確認していたものの、ミスの発見には至らなかったという。

ミス発覚後は、問題番号1を選択した全受験生に対して、同設問を満点として計算。合格発表のあった8月16日に、情報学研究科のHPやメールで、受験者に今回のミスを通知した。

昨年8月と今年4月にも、情報学研究科の入試でミスがあった。昨年8月の入試時は問題文に誤りがあり、2名を追加合格とした。これを踏まえ、京大は同研究科に「入試実施体制点検作業部会」を立ち上げるなど「入試実施に細心の注意を払ってきた」としていた。しかし、今年4月の入試ではTOEFLのスコアを誤って換算し、1名の追加合格者を出した。京大はこれを「想定していなかった」ミスとした上で、今後は「抜本的な対策を講じる」と述べていた。

こうした経緯の中、今回のミスは発生した。本紙の取材に対して、京大は「入試実施体制における問題点の洗い出しを終え、再発防止のたたき台を作成して、まさに詳細の検討を進めていた」と説明した。

また、今後の入試実施にあたっては▼試験の最終原稿を確認する会議の回数を、複数回に増加させる▼試験実施時に、同試験の出題または点検に関与していない複数の教員が、試験問題を実際に解いて問題がないか確認する▼試験の作成期間を前倒しにするなどの対応をとり、「再発防止に努める」と述べた。

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