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硬式野球部 新監督に近田怜王氏 プロ経験者の就任は初

2021.12.16

京大硬式野球部は11月18日、近田怜王(ちかだ・れお)氏が監督に就任したと発表した。プロ経験者が監督を務めるのは初となる。

近田氏は1990年生まれの31歳。報徳学園高校時代にはエース投手として、春夏あわせて3回の甲子園出場を経験した。2009年に福岡ソフトバンクホークスにドラフト3位で入団。1軍出場がなく、12年に戦力外通告を受けて退団した。その後、社会人野球のJR西日本に入団し、15年に引退した。17年から京大硬式野球部を指導。咋年9月からは助監督を務めていた。

近田氏は18日に自身のツイッターで、「選手と共に成長して参ります」とコメントした。脇悠太・野球部前主将は本紙の取材に対し、「近田氏は今年、青木孝守前監督と相談しながらチーム全体のことを見てくれた。若い監督であり、楽しみだ」と話した。

京大硬式野球部は、関西学生野球連盟に所属し、春と秋のリーグ戦を戦っている。今年の秋季リーグまで3季連続の最下位に沈み、苦しい戦いを強いられているが、水口創太投手(医・3回)のプロ入りが期待されるなど、今後の躍進に注目が集まる(=本紙12月1日号に関連記事)。近田氏の監督就任に伴って、15年から監督を務めていた青木氏は総監督となった。

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