インタビュー

インタビューで振り返る京大野球部 第3回 米倉涼太郎 投手

2024.12.16

インタビューで振り返る京大野球部 第3回 米倉涼太郎 投手
史上初の開幕2連勝を収めるなど歴史的な活躍を見せた今年の京大野球部。今秋のドラフト会議で4球団が競合した関学・金丸夢斗投手に開幕戦で投げ勝ち、近田監督が「チームに勢いをもたらした今年のキーマン」として名前を挙げた、米倉涼太郎投手(法学部3年)に話を聞いた。(寛)

◎米倉投手2024年成績

▼春リーグ戦
7試合 31と3分の1回0勝0敗 防御率2・87

▼秋リーグ戦
6試合 26と3分の2回1勝3敗 防御率2・36

―今年を振り返って。

春のリーグ戦は初戦の関大戦で今までにないような内容のピッチングができて(6回被安打3、自責点0)、その勢いのままにシーズンを通じて投球できました。

秋のリーグ戦は初戦の同志社戦と最後の関学戦で思うようなピッチングができなかったので、悔しい気持ちが強いです(同志社:3回自責点3、関学:2と3分の2回自責点4)。春のような投球を続けるのは難しいんだなと感じました。

―春のリーグ開幕戦の関大戦について。

もちろん緊張はしましたが、複数の投手で短いイニングを繋いでいく予定だったので、任されたイニングを抑えることに集中していました。春のオープン戦で全力ではなく7、8割の力で長いイニングを抑える感覚を掴み、それを関大戦で体現できた結果、6回を無失点で抑えることが出来たと思います。

―秋のシーズンの成績について。

京大がリーグ戦で勢いをつけて勝つためには、本当に開幕戦が重要です。秋の開幕戦の同志社戦で僕が不甲斐ないピッチングをしてしまったことで、勢いに乗ることが出来なかったと思います。

―来期に向けての練習は。

今は5回を投げるのが精一杯という感覚ですが、他の私学のピッチャーのように長いイニングを投げられる体力をつけていきたいなと思います。また今はスライダー頼みのピッチングになってしまっているので、操れる変化球をもう1、2種類増やしたいと思います。

―来シーズンの成績の目標は。

防御率2点台を続けていきたいなと思います。四死球も多いので、与四球率も2点台にしていきたいと思います。

―目標とする選手は。

水江さん(水江日々生・2023年度卒業、社会人野球・日本生命でプレー)ですね。中学、高校の先輩でもあり、中学から野球を始めた僕にとっては一番の憧れです。中学の野球部に入った時からかっこいいなと思っていた水江さんを超えるような選手になりたいです。

―エースと呼ばれることについて。

僕自身そう呼ばれたいと思って野球を続けていますが、去年までのエース水江さんの存在が大きく、みんなが自分をエースと認めてくれている現状ではないと感じています。この冬を乗り越えて、来季はみんなに認めてもらえるような存在になりたいです。

―ありがとうございました。

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