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7月30日から、京大はオープンキャンパスをオンラインで開催している。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、対面企画は行わずに特設サイトを設け、入試説明などの動画を配信しているほか、Zoomを利用した相談会や交流会も実施している。

去年に続いてオンライン開催とした経緯について、京大は本紙の取材に対し、オープンキャンパスを「全国から1万5千名が参加する大規模な行事」としたうえで、人数制限を含め対面との併用を検討したが、全面オンラインでの開催を4月に決定したと回答した。決定の理由は「4月の感染の拡大状況、また、その後の状況が悪化する可能性を考慮し、一部対面実施を企画したとしても結果的に中止となる可能性があるため」だという。全面オンラインで実施するにあたって、昨年度のオープンキャンパスがオンデマンド配信を中心としていたのに対し、今年度は対話型・双方向型の相談会や交流会、模擬講義を大学全体企画および多くの学部で実施するため、「より多くの参加者に見ていただけると思う」と述べた。

8月にオープンキャンパスを実施する市内の36大学のうち、30の大学では、事前予約制で人数制限を設けるなどの感染対策をとったうえで、対面の企画を行う。京大は受験生に向けた対面での企画を開催する予定はないという。