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来年度の入試制度、大幅変更 大学入試センター試験変更に伴い

2011.09.15

平成24年度入学者選抜の実施教科・科目等の変更点が7月27日、発表された。これは大学入試センター試験の変更に伴うものであり、主な変更点は以下の通り。

平成24年度大学入試センター試験から「地理歴史」、「公民」、「理科」のグループ制が廃止されて「世界史B」や「倫理、政治・経済」などの「地歴公民」から2科目、「物理Ⅰ」や「生物Ⅰ」などの「理科」から2科目を選択できるようになった。それにより、大学入試センター試験の成績利用方法が変更され、「地歴公民」及び「理科」について1科目が課されている場合、2科目受験者については第1解答科目の成績を用い、第1解答科目が学部の指定した利用教科・科目でなく第2解答科目が学部の指定した利用教科・科目である場合、当該利用教科・科目を「0点」とされることになった。この変更の目的について入試企画課は「第2解答科目には120分を費やせるので第2解答科目の成績を用いてしまうと、60分しか費やすことができない第1解答科目と比べて不公平が生じるため」とコメントしている。

さらに個別学力検査も変更された。総合人間学部「文系」、文学部、法学部では「地理歴史」については大学入試センター試験で受験した科目以外の科目から選択しなければならず、「世界史B」、「日本史B」、「地理B」から2科目を受験したときは第1解答科目以外の科目から選択しなければならなくなった。経済学部「一般」では「地理歴史」について大学入試センター試験と同じ科目を選択することが可能に。医学部医学科では英語聞き取りテストが廃止され、第1段階選抜について「大学入試センター試験の5教科8科目の得点の合計が1000点満点中700点以上の者のうちから募集人員の約3倍までの者」から「大学入試センター試験の5教科7科目の得点の合計が900点満点中630点以上の者のうちから募集人員の約3倍までの者」に変更された。

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