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再来年度、理・工で入試制度変更

2011.04.27

2013年度(再来年度)の理学部・工学部の入試方法変更について3月18日、京大ウェブページ上などで発表が行われた。発表によると、理学部がこれまで個別学力検査(二次試験)において大学入試センター試験の得点を加味せず、第1段階選抜におけるいわゆる「足切り」のためだけに使われてきた(900点中630点以上が合格)が、これをやめてセンター試験と二次試験の得点を合算して成績を付けるとのこと。センター試験の配分は全体の18・75パーセント。またこれまで、二次試験で「数学」「理科」の合計得点で優れた者(30位まで)に対して別枠で合格をさせてきたが、2013年度よりこの方法はなくなる。工学部では、入学希望者の第1希望、第2希望の学科の指定に基づいた選抜を行う。受験者全員を得点順に並べ、その上位の者から順に各学科の募集人員を満たすまで合格者を決定する。すなわち、受験者が合格者リストに入れられる際、第1希望学科の定員が既に埋まっている場合、第2希望の学科に入ることになる。また理学部・工学部では、センター・二次ともに外国語科目でこれまで英語の他、ドイツ語、フランス語、韓国語(センターのみ)、中国語を選択することができたが、これからは英語(センターはリスニングを含む)のみで行われる。さらに工学部のすべての学科で、センター試験において地歴科目だけでなく、2012年より新設される「倫理、政治・経済」の選択が出来るようになる。2013年度入試の選抜要項は来年7月ごろ公表する予定とのこと。

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