花山天文台80年の軌跡 時計台で記念講演会(2009.10.01)

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時計台記念館百周年記念ホールで9月18日、京都大学理学研究科附属・花山天文台の設立80周年を記念した講演会がひらかれた。

はじめに天文台長の柴田一成氏(理学研究科教授)が「花山天文台八十年のあゆみ」と題して、設立からこれまでの花山天文台をめぐる出来事や、その功績を当時の新聞記事などを用いて紹介。ガンマ線バーストやブラックホール天体などの突発天体の研究などのため、京都大学、名古屋大学、株式会社ナノオプトニクス・エナジーが2010年に国立天文台岡山天体物理観測所(岡山県浅口氏)に設置予定のアジア最大級の口径3・8メートルの光学赤外線望遠鏡の建設計画など、今後の取組みについても触れた。

続いて、京大の院生だったころにペルーに移り住み、天文学研究に尽力した石塚睦・ペルー地球物理研究所名誉顧問の息子で、同研究所天文学部長のホセ・イシヅカ氏が父のこれまでの取り組みなどを紹介した。

最後に、前述の岡山での天文台建設に協力している株式会社ナノオプトニクス・エナジーの代表取締役・藤原洋氏が「天文学と産業革命~科学技術と企業家の精神~」と題して、基礎学問への支援の重要性などを話し、講演を終えた。

1929年10月に設立された花山天文台(京都市山科区)は日本で2番目に古い大学天文台で、1968年11月に設立された飛騨天文台とともに、長く理学研究科の研究施設として機能し、また高校生の観測実習など近隣住民らへの教育施設としても利用されてきた。現在の庁舎は1979年に設立。本館の口径45センチメートルの屈折望遠鏡での天体観測、太陽館の70センチメートルシーロスタット望遠鏡による太陽観測の他、別館では1910年にハレー彗星観測のため京大が購入したザートリウス18センチメートル屈折望遠鏡を現在に至るまで用いている。

《本紙に写真掲載》

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