人類は宇宙社会を作れるか?第12回宇宙ユニットシンポジウム(2019.02.16)

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2月10日から11日にかけて、第12回宇宙ユニットシンポジウム「人類は宇宙社会をつくれるか? ―宇宙教育を通じた挑戦―」が国際科学イノベーション棟で開催された。京都大学宇宙総合学研究ユニットの主催で、ポスター発表や講演、パネルディスカッションが実施された。

10日には、山形俊男氏の基調講演のほか、ポスター展示交流会が開かれた。高校生や大学生、民間企業、研究機関が作成した56のポスター展示の内容は、太陽系外惑星データベースの紹介から宇宙空間におけるロボット利用の考察、閉鎖環境で行われた実習の報告まで多岐にわたった。出展者・来場者による投票で優秀作品が選ばれ、重力変化による認知の変化をまとめた「重力という常識―無重力から生まれるこころ―」が最優秀賞を受賞した。

11日には、SF小説家の野尻抱介氏や法学者である高屋友里氏、人工衛星まいど1号の制作に携わった棚橋秀行氏などが壇上に上がり、宇宙についてそれぞれの経験や観点から講演した。今回のシンポジウムでは教育も題材となっており、京都大学で実施された宇宙に関する実習の成果や、リレー講義「宇宙総合学」での事例から見た教育現場でのコンセプトマップの利用についての考察なども報告された。

その後開かれたパネルディスカッションでは、講演者らが宇宙飛行士の土井隆雄氏も交え、司会や来場者からの質問に答えた。登壇者同士での質問や意見交換も行われ、宇宙人が攻め込んできた場合には現在の法ではどのような対処になるのか、電子化した人間の意識をのせたロボットや人工生命が他の惑星を探査する場合にも「人類が行った」といえるのかなど、分野を横断する宇宙談義が繰り広げられた。

京都大学宇宙総合学研究ユニット(宇宙ユニット)は、宇宙に関連した異なる分野の連携・融合を目指す組織で、2008年に成立した。JAXAや和歌山大学などと連携し、分野横断的な研究と教育・人材推進を目指す。2016年度以降は、全学共通科目「宇宙総合学」やユニット教員によるILASセミナーなども実施されており、京都大学の学部教育にも協力している。(鹿)

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