書評
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〈11月祭講演会 連動書評〉 橘木俊詔著『「幸せ」の経済学』
2015.10.01
本書は経済学の立場から人の「幸せ」を考えるものだ。経済学における「幸せ」とは、消費の最大化であり、消費を決める…
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〈書評〉池田浩士著『ヴァイマル憲法とヒトラー―戦後民主主義からファシズムへ』
2015.07.01
ファシズムと闘うために 日本の侵略戦争は一部の軍国主義者がやったもので、多くの国民は憲兵や特高を恐れながら戦争…
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〈書評〉朝井リョウ著『武道館』
2015.06.01
アイドルである、ということ アイドルって何なのだ。「猫だって杓子だって名刺を作れば即アイドル」と歌ったのはBe…
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〈書評〉全学生必読の書! 『学生に賃金を』
2015.04.16
はたらきたくない。はたらかずに生きていけるなら、その方がいいに決まってる。だいたい、週5日、一日8時間もはたら…
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年間ルネベスト 二〇一四 京大生の読書傾向を徹底分析
2015.03.16
京大西部構内にショップルネがある。生協割引もあって、京大生はよく利用するに違いない。京大生の読書傾向を探るため…
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新刊紹介『下半身の論理学』(三浦俊彦・著)
2015.01.16
男の本音、知っていますか 著者は言う。「男が女の好みをわかっているほどには、女は男の好みをわかっていない。この…
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書評 竹内敏晴『ことばが劈(ひら)かれるとき』
2014.12.01
からだとことばの関係を探る 聴覚と言語に障害がある演出家、竹内敏晴をご存知だろうか。本書は、前半が氏の半生につ…
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書評 高野文子『ドミトリーともきんす』
2014.11.16
科学と詩の結節点を読む 『絶対安全剃刀』『棒がいっぽん』『黄色い本』エトセトラ。高野文子は友情物語とか恋愛物語…
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書評 フィリップ・ロス『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・』
2014.10.01
「陰謀」という名の歴史 もしも1940年のアメリカ合衆国大統領選で、三選を控えていた民主党のフランクリン・デラ…
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〈新刊書評〉山極寿一『「サル化」する人間社会』
2014.08.01
ゴリラに見る人間の原点 本書は霊長類学の権威である筆者が、長年のフィールドワークの経験を元に、「序列関係が存在…