熊野寮自治会 処分撤回を求め交渉 「総長室突入」による停学処分受け
2024.11.01
24日の12時半頃、処分者2名を含む学生約30名が厚生課の窓口に向かった。5学生への処分撤回を求める自治会に対し、厚生課長は5学生の行為に問題があったと述べ、撤回に応じなかった。自治会は総長室突入で要求した事項を話し合うために、大学が団体交渉を行うべきだと指摘したが、厚生課長は団体交渉を行わないと述べた。学生課の職員が停学者に構内から出るように求め、学生と押し問答をする場面もあった。
京大は、「総長室突入」で他の学生を「扇動」した5学生の行為が「正常な業務遂行を妨害するもの」であると判断し、9月25日付けで京都大学通則に規定する「学生の本分を守らない者」として4学生に1ヶ月、1学生に2ヶ月の停学処分を下した。熊野寮自治会は、今回の処分を「当局による学生異議申し立て活動に対する不当な弾圧」だとして抗議している。
22年に行われた「総長室突入」は、保健診療所の再開や立看板規程撤廃など10項目を要求し実施されたもので、企画には約200名の学生が参加していた。