野球部 秋季リーグ戦 2季ぶり最下位
2024.11.01
10月20日(日) エース登板も完敗
19日の試合が大雨のため降雨ノーゲームとなって迎えた関西学院大学との初戦。前日とは打って変わって快晴の中、試合が行われた。エース米倉涼太郎(法3)、松尾駿(法3)と安定感のある投手が登板したが、リーグ首位に立つ関学の強力打線を抑えることが出来ず、大敗を喫した。
1回表、京大は2番・坪井雄介(法3)がライトの頭上を越すツーベースヒットで出塁。今シーズン2本のホームランを放っている3番・平山統(理4)に期待がかかったが、チャンスを生かせずショートゴロ。続く4番・水野琳太郎(工4)も打ち取られ、初回のチャンスを生かすことはできなかった。
京大はノーゲームとなった前日に引き続きエース米倉が先発。ここまでリーグ戦防御率2・36の記録にたがわぬ安定感で、2回まで強力関学打線を0点に抑えた。しかし、3回に4本のヒットを打たれるなど4点を失い、無念の降板となった。
米倉の後を受けたのは松尾。難しい場面でのリリーフ登板だったが、力強い球を投げ込みピンチを切り抜けた。しかし、4回に1点、5回にも3点を失い、0―8のスコアになったところで、近田監督は交代を決断。その後は今季初登板の中井壮樹(医3)と安田侃(法4)と野手登録の2人が受け、3イニングを乗り切った。
大量リードを許す展開となった京大は8回表で打線が奮起。先頭の代打・中路航(工4)がリーグ戦初ヒットとなるライト前ヒットで出塁すると、9番・中井もヒットで続く。このチャンスで1番・細見宙生(工3)。3連打となるライトへのタイムリーヒットで1点を返した。しかし反撃もここまで。1―14で敗戦した。
近田監督は試合後「米倉と松尾で抑えられなかったら勝つのが難しい試合で、その2人が崩れてしまった」と振り返り、野手登板の理由については「明日の試合にピッチャーを温存するため」と明かした。
10月21日(月) リードするも悔しい逆転負け
4回生が引退となるリーグ最終戦を勝利で飾りたい京大ナインは、初回から1番・細見のヒットを皮切りに6つの四死球を選び、一挙5点を先制する。
先発投手はリーグ戦初先発の西宇陽(農4)。気迫のこもったピッチングを見せ、前日大量点を奪われた相手打線を5回で被安打2、2失点に抑える素晴らしい投球を披露する。しかし、6回表に西宇がピンチを招いて1点を失い、後を受けた松尾も押し出しのフォアボールを与え、1点差に詰め寄られる。
しかし、直後の6回裏、8番・庄倫太郎(工4)がレフトへのヒットで出塁すると、すかさず2塁への盗塁を成功。さらに相手投手のワイルドピッチで3塁に進むと、2番・松本径一郎(工2)の犠牲フライで得点。京大野球部の持ち味である機動力を発揮して、相手を突き放す1点を奪った。
松尾の後を受けた中野翔貴(工3)が7、8回を完璧に抑えて迎えた9回表の守備。中野が突如として乱れ、連続四死球を与えると、セカンド庄のエラーの間に1点を返された。さらに満塁とされると、タイムリースリーベースを浴びて3点を失い逆転された。
試合はそのまま終了。最後の試合となった4回生が意地を見せ、王者関学を最後まで追い詰めたが勝利を収めることはできなかった。