文化

〈展示評〉個性豊かで尖った魅力 京都府立植物園 サボテン展

2024.06.01

〈展示評〉個性豊かで尖った魅力 京都府立植物園 サボテン展

販売されていた個性的なサボテン

5月17日から19日まで京都府立植物園でサボテン展が開催された。50回目を迎える今回は、2千種以上もある多肉植物「ユーフォルビア属」がテーマだ。会場にはアフリカから南アメリカまで様々な地域のサボテンや多肉植物が陳列されており、琥珀色のサボテンや白綿をまとうサボテンなど、個性的で愛らしい姿を楽しむことができる。これらは「京都シャボテンクラブ」の会員らが丹精込めて育てたものだという。

展示品のサボテンはトゲの配列や形が美しく整っており、生き物でありながら緻密に計算して作られた美術品の様だった。

京都シャボテンクラブの田中豊会長は、「同種でも個体によって姿が異なることがサボテンの魅力の一つで、交配によって理想の姿を作ることができるところに面白さがある」と話し、「水やり回数が少なく簡単に栽培できるので初心者にもオススメ」と語った。

京都府立植物園にはタビビトノキやバニラなど熱帯雨林の植物が植えられた温室や、美しい色や香りを楽しめるバラ園、桜林などがあり、幅広い植物を鑑賞することができる。季節ごとに見頃の植物を扱う企画展も多く開かれており、今回の展示もその一環だ。植物園の開園時間は午前9時から午後5時、観覧温室の開室時間は午前10時から午後4時。入園料は一般200円、高校生150円で、温室観覧料も別途同額となっている。(雲)

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