硬式野球部 最終節で立命館大に2連勝 史上最高タイの4位
2024.06.01
勝利を分かち合う京大ナイン(19日)
個人成績では、センターを守った山本陶二(経3)が硬式野球部史上4人目の首位打者を受賞。さらにリーグベストナインには山本と、ショートの細見宙生(工3)が選出された。(寛)
5月18日(土) 延長の末、サヨナラ勝利
京大の相手はリーグ6位(試合前)と低迷する名門・立命館大学。試合はライト・庄倫太郎(工4)のファインプレーで幕を開けた。立大の一番打者が放ったライナー性の打球を滑り込んでキャッチ。試合開始早々のピンチを未然に防いだ。
先制したのは京大。4回裏、四球で出塁した1番・細見宙生(工3)が盗塁を決め、3番・山本陶二(経3)のタイムリーで鮮やかに先制。持ち味とする走塁を絡めた攻撃を発揮した。
しかし5回表、ここまで無失点に抑えていた先発の米倉涼太郎(法3)が相手打線に捕まる。二死満塁から押し出し四球で同点に追いつかれると、後を受けた菅野良真(工2)も二塁打を浴びてこの回3点を失った。
しかし、このままでは終わらないのが今春の京大野球部。直後の5回裏、代打の岡本佳大(工3)がヒットで出塁すると、その後一・二塁として再び3番の山本。変化球をうまく捉えてタイムリースリーベースを放ち、すぐさま同点に追いついた。
その後は双方譲らず、試合は3対3の同点のまま延長戦に突入する。10回表、4番手の中野翔貴(工3)が無死一・二塁のピンチを招くが、相手のクリーンナップを打ち取って切り抜けた。
するとその裏、細見がヒットで出塁すると、代打の坪井雄介(法3)が送りバントを決めて打席には三たび3番の山本。体勢を崩されながらも変化球をしっかりと捉えた山本の打球は前進守備のセンターの頭を越え、サヨナラタイムリーヒットとなった。
これで京大は開幕節の関西大学戦以来の勝利。山本はこの試合5打数3安打でチームの全打点を叩き出し、一躍打率リーグ首位に躍り出た。
5月19日(日) 投打ガッチリかみ合い快勝
雨が降りしきる中行われた、立命館大学との最終戦。打線は1回、1番・細見が内野安打で出塁する。その後四球や盗塁で二・三塁として5番・中嶋立樹(医4)がセンター前ヒット。甘く入ったストレートを逃さず捉え、プロ注目の投手からいきなり2点を先制した。
京大の先発は前日の試合で3イニングを投げた中野。体を沈めて横手気味から投げ込むフォームで相手打線を翻弄。緩い変化球を交えて相手に的を絞らせず、7回を4安打1失点に抑える快投をみせた。
9回表の攻撃、試合前の時点でリーグ首位打者の3番・山本がツーベースを放って出塁。その山本を三塁において打席には6番・南拓志(工3)。意表を突くスクイズで貴重な追加点を奪った。
そして9回のマウンドを任されたのは、開幕投手を務めた米倉。近田監督はこの起用について、開幕戦の米倉の力投が「チームの雰囲気を良くした」と称え、「春のリーグ戦は米倉で締めようと思っていた」と振り返った。その米倉はピンチを招いたものの無失点で切り抜け、3対1で京大が勝利した。
試合後、近田監督は今シーズンを振り返り「勝点2はとったが、チームの目標は全国1勝。今シーズン、自分たちが戦えることは証明できたと思うので、気を引き締めて次は全国に行けるよう頑張ります」と決意を語った。
史上初の開幕2連勝、史上2度目の4位獲得など充実した春季リーグ戦を送った硬式野球部。ひと夏を超え、1回生の新戦力も加えてパワーアップして挑む秋季リーグも京大硬式野球部から目が離せない。




