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企画の企業協賛 条件付き解禁 11月祭 第1~3回全学実

2024.06.16

企画の企業協賛 条件付き解禁 11月祭 第1~3回全学実
5月23日から、第66回(2024年度)京都大学11月祭の全学実行委員会(全学実)が開かれている。6月15日までに3回の全学実が実施された。企画の企業協賛を認めたほか、全面禁酒の緩和に向けて大学と引き続き交渉を進めていく姿勢を確認した。

第3回の全学実では、企画が企業を含む学外者から援助を受けることを条件付きで認めた。第1回・第2回の全学実で参加者から挙げられた提案をもとに11月祭事務局が起草した議案が修正可決された形だ。

今回、「学外者の不当介入」がない限り企画の企業協賛が認められることになった。不当介入にあたるかどうかは事務局が個別具体的に判断する。議案に記載されたガイドラインでは、「学外者の宣伝を目的として企画が出展されること」など不当介入とみなされる典型を例示したうえで、▼発案が京大生か▼目的が明確で企画実施に必要か▼自他の企画の自主性が妨げられないかなどの点を考慮して判断することが示された。

11月祭における企業協賛は、2004年の「ミスター&ミス京大コンテスト」を巡る一連の騒動以来、慣例的に禁止されてきた。ルッキズムを助長するなどとして一部の学生らから批判を集めた同コンテストは、結果的に主催者側に企業スポンサーがついていたことが学生の自主性を重視する11月祭の理念に反するとして中止された経緯がある。

また、5月23日に開かれた第1回の全学実では、「確約の誠実な実施を求める共同声明」に全学実と事務局として賛同することが決まった。声明は学内自治に関わる学生を中心とした有志から4月に大学へ提出されたもの。確約など大学と学生との間に存在する合意を「誠実に実施」するよう求めている。声明の背景には、2月に下された吉田寮訴訟の第一審判決において、吉田寮自治会がこれまで京大の副学長や学生部長、学生生活委員会と交わしてきた確約書が法的に効力を持つものと確認されたことがある。同声明の事務方によると、連名する団体を増やしたうえで、6月に再度共同声明を発出するという。

事務局 全面禁酒見直しへ交渉


11月祭当日の飲酒について事務局は、第1回・第2回の全学実で部分規制案を提案した。11月祭では2019年度以降、コロナ禍のオンライン開催を挟んで全面禁酒が実施されている。大学による要求を背景とするもので、昨年度(第65回)11月祭の全学実で事務局は「大学による禁酒の要求は過剰」と指摘していた。第2回の全学実では、▼アルコールパスの導入▼酒類が販売できる区画の制限▼看護師の導入などからなる案が可決され、事務局が大学と交渉を進めることとした。

全学実は「京都大学11月祭に参加する意思を有する者すべて」から構成される組織。毎年の11月祭に対して設置される。事務局や各企画の代表者などが集まり、11月祭に関する全学的な議論を行う。事務局は通年設置の機関として、全学実での議論や議決を踏まえて11月祭の運営に関する実務にあたる。全学実の開催は11月祭の公式X(旧ツイッター)や公式HPなどで告知され、対面とオンラインどちらでも参加が可能。6月18日現在、第4回全学実の日程は未定となっている。

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