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熊野寮生 京都府を提訴 家宅捜索での怪我 賠償求め

2024.05.16

熊野寮生 京都府を提訴 家宅捜索での怪我 賠償求め
2月に行われた熊野寮への家宅捜索で京都府警の警察官に怪我を負わされたとして、熊野寮生1名が4月、京都府に対して150万円の賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。熊野寮自治会は今回の訴訟について「国家権力が今後同様の行為に及ばないように牽制するものとして重要なもの」であり、「原告とともに取り組んでいく」とコメントした。

提訴の理由について尋ねる本紙の取材に対し、当該寮生は、家宅捜索の際に負った怪我をあげた。当該寮生は、京都府警の警察官が「捜索令状で許可された範囲」ではない場所で行っていた撮影行為を「違法な証拠収集」であると考え、プラカードを用いて撮影を遮り、撮影をしている警察官に近付いたという。その後、当該寮生を阻止するために、別の警察官が至近距離から両手を組んだ状態で「体当たりするように」ぶつかった結果、当該寮生は後方に転倒し、左手に全治1ヶ月の怪我を負ったと説明する。これは、「家宅捜索の際に警察官に許容される有形力の行使」の範囲外だと判断し、提訴を決めたと述べた。

当該寮生は、2月の家宅捜索で適正な手続きに則った捜索の執行を求める寮生の声を警察官が暴力的に排除しようとしたと説明する。家宅捜索に直接関係のない多くの寮生の生活に踏み込むことで、プライバシーや人権が守られなくなると懸念を示した。今回の訴訟の目的は賠償金の獲得のみにないとして、適正な手続きに則った執行を保障するべきだと広く喚起する契機にもしたいと述べた。

警察は2月28日、昨年8月に広島市で暴力行為を行ったとして5名を逮捕し、この関係先として熊野寮を家宅捜索した。寮自治会は、家宅捜索で警察が寮生に危害を加え、10名程度の寮生が怪我を負ったとして、警察の対応を非難していた。

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