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野球部 聖地・甲子園で近大に2連敗 関西学生野球連盟 春季リーグ

2024.05.16

野球部 聖地・甲子園で近大に2連敗 関西学生野球連盟 春季リーグ

4回、山本が先制のホームを踏む(12日)

関西学生野球連盟・春季リーグを闘う京大硬式野球部は5月11日・12日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で昨春王者・近畿大学と対戦した。チャンスを作るも、あと1本が遠い。力及ばず惜しくも連敗し、開幕戦以来の勝ち点獲得とはならなかった。

5月11日(土) サヨナラのチャンス 活かせず


「足を使った野球」に課題と収穫


昨春王者・近畿大学との初戦。投手陣が粘投し、緊張感のある好ゲームとなったが、打線が応えられず1対2で敗北した。

京大の対戦相手はリーグ2位(試合前)の近畿大学。春季リーグ2連覇中の強豪と、野球の聖地、阪神甲子園球場で相まみえた。近大の強力打線に立ち向かったのは、5試合を投げて防御率2・45と好投を続ける先発、米倉涼太郎(法3)。右スリークオーターから120㌔台のストレートと変化球を投げ込み、ランナーを許しながらも5回を1失点にまとめて、先発の役割を十分に果たした。

守備面で目立ったプレーを見せたのはファーストの平山統(理4)。2回2死一・二塁のピンチでは、風に流されたファールフライを背走してフェンス際でキャッチ。ヒットになりそうな強い打球をダイビングキャッチするなど、再三のハッスルプレーで守備陣を盛り立てた。

打線は1点を追う3回、好守備を見せた先頭の8番・平山がツーベースを放つと、その後一・三塁として、打席にはリーグ首位打者(試合前)の1番、細見宙生(工3)。緩いセカンドゴロの間に、平山がキャッチャーのタッチを華麗にかいくぐって生還し、京大が同点に追いついた。

その後は米倉の後を受けた西宇陽(農4)と菅野良真(工2)も好投し近大打線をゼロに抑える。しかし、京大打線も尻上がりに調子を上げる相手投手を攻めあぐね、試合は膠着状態に陥る。

そのまま迎えた9回表の近大の攻撃、投手菅野が突如として乱れ、4連続四死球で1点を献上。後続はきっちり断ったものの、痛恨の失点となった。

後がなくなって迎えた9回裏、先頭の2番・庄倫太郎(工4)がツーベース、3番・山本陶二(経3)も粘って四球でつなぎ、迎えた四番・谷口航太郎(法3)の打席。一打逆転サヨナラの場面だったが、セカンドランナー庄が果敢な走塁を試みて牽制死。谷口はヒットを打ってつないだが、後続が打ち取られて無念の敗戦となった。

9回、出塁した庄(11日)



試合後、近田監督は「京大は走塁を絡めて攻撃して勝機を狙うスタイル。次の塁を狙ってアウトになったが、次の試合も足を絡めた攻撃を続けたい。守備陣は1点でも少なく抑えていくことを徹底していきたい」と話した。(寛)

5月12日(日) 3点先取から悔しい敗戦


1対2での惜敗から1日、京大は1番の細見を除いた打順を入れ替えて臨んだ。近田監督は「(守備よりも)打撃を優先にした打順」だったと振り返る。

先発は昨年の秋リーグ以来の登板となった松尾駿(法3)。「オープナーとしての登板」(近田監督)だったが、130㌔台の直球を軸に近大打線を2回無安打に抑え、玉越太陽(医2)にバトンを託す。

一方京大打線は2回、この日4番に座った先頭の庄が二塁打で出塁するも、続く打線が噛み合わず得点には至らない。両チームとも3回まで無得点でゲームは進行した。

均衡を破ったのは京大。4回、先頭の山本が安打で出塁すると、谷口、中嶋立樹(医4)の連打で先制に成功。続く平山のスクイズは安打となり、この回に2点を先制した。

先制打を放った中嶋(12日)


先制に湧く京大ベンチ(12日)



6回には先頭の庄が四球で出塁する。相手のエラーが絡んで一・三塁にランナーを置くと、牽制球の間に三塁ランナーの庄が生還し、ノーヒットで追加点。近田監督は「ダブルスチールのサインだった」として、単なる盗塁だけではない「足を使った野球ができた」と手応えを話した。

しかしその裏、ここまで3回を無失点としていた2番手・玉越が近大打線に捕まる。1死から二塁打を許すと、四球と暴投が絡まり3点を失い降板。3番手で登板した菅野も本塁打を浴びるなど踏ん張れず、この回に9点を失った。近田監督は「エラーをしたら負けるというのが出てしまった」と悔しさを滲ませた。

その後京大打線は得点圏にランナーを置くも、あと1本が出ない。ホームは遠く、3対9での悔しい敗北となった。これで近大戦を0勝2敗とし、関大戦以来の勝ち点獲得とはならなかった。

近田監督は試合後「6回の玉越の打席では代打を送りたかった。後ろを投げられるピッチャーがいないので、底上げを頑張らないといけない。3点リードがあっても(安心して)勝てない」と振り返った。

4節を終え、勝ち点1の5位につける京大。最終戦となる次節は、5月18・19日に南港中央野球場(大阪市)での立命館大学戦に臨む。(匡)

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