硬式野球部 開幕2連勝 昨秋王者・関大下す 関西学生野球連盟 春季リーグ開幕
2024.04.16
関西学生野球連盟・春季リーグが開幕した。京大は、昨秋の王者、関大を相手に2連勝で勝ち点1を獲得した。勝ち点獲得は22年秋季以来で、開幕2連勝は史上初の快挙。(省)
関大の先発は金丸夢斗。大学生ながら3月の侍ジャパン(野球の日本代表)に選ばれ、世代ナンバーワン投手との呼び声も高い。打線は立ち上がりから苦戦した。リーグ18連勝中の左腕を前に、5回1死まで1人もランナーを出せず。1点が遠い展開だった。
一方で、投手陣が奮投した。先発の米倉涼太郎(法・3)が関大打線を前に6回3安打無失点と好投。7回は玉越太陽(医・2)が2つの三振を奪い0に抑えた。
するとその裏、味方の好投に打線が応えた。2死から谷口航太郎(法・3)が放った強い打球は相手遊撃手のエラーを誘い、ランナーはそのまま2塁へ。得点圏にランナーを進めると、打席には4番中村千紘(経・4)。フルカウントから高めのボールを逆方向に弾き返した。これが値千金のタイムリー安打となり、京大が1点を先制。打った中村は、塁上でべンチにむかって喜びを爆発させた。
以降は追加点を奪うことは出来なかったが、玉越のあとを受けた宮島知希(経・3)、西宇陽(農・4)が関大に同点を許さず。虎の子の1点を守り切った京大が、先勝した。
勝てば22年秋季ぶりの勝ち点獲得となる京大。マウンドには前日に続いて玉越があがった。1回を三者凡退に抑えると、2、3回もランナーを背負いながら要所を締めるピッチングで先制を許さなかった。
打線は2回、相手のボークが絡み2死2塁のチャンスを作ると、8番松本径一郎(工・4)がレフトへタイムリー安打を放ち1点を先制した。
積極的な攻撃の姿勢も実を結んだ。4回、2死1・2塁で代打小城翔太(工・4)が放った打球は三遊間へ。1ストライクの場面だったが、スタートを切っていた2塁ランナーが生還し1点を追加した。1点差に迫られた9回にも、同じようなかたちで追加点を奪った。2アウト2塁の場面、代打岡本佳大(工・4)が低めのボールを上手くあわせ、逆方向へ弾き返すと、スタートを切っていたランナーが生還した。
9回裏は、この回からマウンドにあがった中野翔貴(工・3)が三者凡退で試合を締めた。4人の投手リレーでリードを守り切った京大が関大に2連勝。勝ち点1を獲得した。
昨年までチームを引っ張った水江日々生が引退する中、チーム一丸となって勝ち点をもぎとった。2日目に先発した玉越やスタメンマスクを被った松本をはじめ、2回生も台頭した。躍進をはかる京大硬式野球部の活躍に今年も目が離せない。
4月6日(土) 関大 0ー1 京大
投手陣の力投に打線が応えた!
関大の先発は金丸夢斗。大学生ながら3月の侍ジャパン(野球の日本代表)に選ばれ、世代ナンバーワン投手との呼び声も高い。打線は立ち上がりから苦戦した。リーグ18連勝中の左腕を前に、5回1死まで1人もランナーを出せず。1点が遠い展開だった。
一方で、投手陣が奮投した。先発の米倉涼太郎(法・3)が関大打線を前に6回3安打無失点と好投。7回は玉越太陽(医・2)が2つの三振を奪い0に抑えた。
するとその裏、味方の好投に打線が応えた。2死から谷口航太郎(法・3)が放った強い打球は相手遊撃手のエラーを誘い、ランナーはそのまま2塁へ。得点圏にランナーを進めると、打席には4番中村千紘(経・4)。フルカウントから高めのボールを逆方向に弾き返した。これが値千金のタイムリー安打となり、京大が1点を先制。打った中村は、塁上でべンチにむかって喜びを爆発させた。
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先制点に沸く京大ベンチ(写真は全て硬式野球部提供)
以降は追加点を奪うことは出来なかったが、玉越のあとを受けた宮島知希(経・3)、西宇陽(農・4)が関大に同点を許さず。虎の子の1点を守り切った京大が、先勝した。
4月7日(日) 京大 3ー1 関大
勝てば22年秋季ぶりの勝ち点獲得となる京大。マウンドには前日に続いて玉越があがった。1回を三者凡退に抑えると、2、3回もランナーを背負いながら要所を締めるピッチングで先制を許さなかった。
打線は2回、相手のボークが絡み2死2塁のチャンスを作ると、8番松本径一郎(工・4)がレフトへタイムリー安打を放ち1点を先制した。
積極的な攻撃の姿勢も実を結んだ。4回、2死1・2塁で代打小城翔太(工・4)が放った打球は三遊間へ。1ストライクの場面だったが、スタートを切っていた2塁ランナーが生還し1点を追加した。1点差に迫られた9回にも、同じようなかたちで追加点を奪った。2アウト2塁の場面、代打岡本佳大(工・4)が低めのボールを上手くあわせ、逆方向へ弾き返すと、スタートを切っていたランナーが生還した。
![](https://www.kyoto-up.org/wp-content/uploads/2024/04/bbdd8d5212e278994f7b6ff36e1885a3-1024x683.jpeg)
代打でタイムリーを放った岡本。これがリーグ戦初安打となった
9回裏は、この回からマウンドにあがった中野翔貴(工・3)が三者凡退で試合を締めた。4人の投手リレーでリードを守り切った京大が関大に2連勝。勝ち点1を獲得した。
昨年までチームを引っ張った水江日々生が引退する中、チーム一丸となって勝ち点をもぎとった。2日目に先発した玉越やスタメンマスクを被った松本をはじめ、2回生も台頭した。躍進をはかる京大硬式野球部の活躍に今年も目が離せない。
![](https://www.kyoto-up.org/wp-content/uploads/2024/04/7a3eccfb58884b7f1eeca9004f0a979d-e1713884894197-1024x467.jpeg)
2連勝を喜ぶ京大ナイン
【解説】リーグ戦は5節にまたがる総当たり戦。先に2勝したチームに勝ち点1が与えられ、勝ち点の最も多いチームが優勝となる。勝ち点が並んだ場合は勝率で順位を決定する。下が4月16日時点での順位表。
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