ニュース

新メニュー登場、「Table For Two」×生協食堂

2009.09.25

京大生協食堂では10月中ごろ~11月末の期間限定で「TFTメニュー」を提供する。新メニューは、学生団体の「TFT京大実行委」が生協食堂の協力を取り付けて実現したもの。売上げのうち、1品につき10円~15円がアフリカの教育機関の給食への支援として寄付される予定。

TFTとは「TableForTwo」の略称であり、開発途上国と先進国の双方の人々を健康にすることをコンセプトとした、日本発の社会貢献活動である。京大TFTは「アフリカの子供たちと京大生に「食」を通じた健康を」というスローガンで、アフリカの飢餓問題と、京大生の栄養バランスの偏りの問題を結びつけることで解決しようと活動を行っている。

8月末に行われた試作会では、学生の提案したレシピを元に、生協職員が実際にメニューを作って検討が行われた。京大TFTが今回の期間限定メニューを作成するにあたり、最大の目標としたのが「ヘルシーさ」を求めることだったという。その指標として、生協食堂のレシートにも表記されている3郡点数法のうち、京大生に不足していると思われる「緑」の点数を伸ばす方法が模索された。また食堂で大人数に提供することを考えて、調理の手間や原価格の低減などを図るための様々な手法も検討された。

上写真のような「一皿に3品のっている」というのは、生協食堂には珍しく、洒落た感じのするメニューであるな、という印象である。見た目でも既存メニューとの差別化を図るのが狙いのようだ。価格には寄付も含まれるが、主菜として考えると、他のメニューと同程度であろう。

《本紙に写真掲載》