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「珍作」がテーマ 美術部作品展

2009.07.18

6月18日から20日にかけて、美術部主催の「珍作展~しかし~」が京都教育文化センター(京都市左京区)で開かれた。今年3月に開かれた春展以降の、美術部員による作品約40点が並び、「珍作展」というテーマの名の通り、実験的と言える作品が多く見受けられた。

何の変哲もない皿一枚に、コーンスープ色の汁を注いで橋を添えた「供具汁」(森下敦央)、月面にスイカが1つ寂しくたたずむ絵「ALONE ON THE MOON」(真田実)、虫かごの中で人間達が様々な行動に出る「ひとかい」(日比野絵美)といったメッセージ性あふれる作品群に訪れた人たちは目をとめていた。

展示作品に解説が掲載されたものは少なく、美術部員の1人によれば「解説をつけるか否かは作者に委ねられている。作品から直接感じとって鑑賞してほしい、と考える作者が多いのだろう」。展覧会後にはで美術部員らで合評を行われる。

《本紙に写真掲載》

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