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不介入要求に当局「参加者の意向を尊重」 第9回全学実

2024.01.16

12月19日、第65回11月祭の第9回全学実行委員会(全学実)が開かれた。11月祭への不介入などを求める文章について、当局は11月祭参加者の意向を「尊重する」としたほか、第65回11月祭の全面禁酒について「感謝している」と回答したことが明かされた。なお11月祭事務局は今年度の全学実について、現時点では今後の開催予定はないとの認識を示している。

事務局は9月、大学当局に対し▼11月祭への不介入▼禁酒を開催の条件としないことの2点を要求したが、10月に厚生課から「第65回11月祭の飲酒等の状況が不明」であり、要求に応じかねる旨の回答を得ていた。これに対し事務局は、今年度の飲酒等の状況を盛り込んで修正し、12月3日に再度提出していた。

厚生課は不介入の要求に対し、全学実及び11月祭参加者の意向を「可能な限り尊重」すると返答した。また全面禁酒については「来年度に改めて検討する」としたうえで、今年度の11月祭は全面禁酒で実施され、大きなトラブルなく終えることができたとして「感謝している」との意見を示した。大学の回答に対し、全学実では「当局とコミュニケーションがとれている点は良かった」との意見が出た。

酒類規制への意向調査


11月祭事務局は2023年12月1日〜13日、全てのECS―IDを持つ京大生を対象に、11月祭における「酒類規制についての意向調査」を実施した。質問項目は▼第65回11月祭における全面禁酒の決定について▼将来的な 11月祭における酒類規制についての2点で、回答総数は377件だった。

第65回11月祭の全面禁酒決定については▼全面禁酒にすべきであった96票▼部分禁酒にすべきであった144票▼一切の酒類規制を行うべきではなかった128票▼その他7票▼無回答が2票だった。

また、将来的な 11月祭における酒類規制については▼全面禁酒を継続すべきだ70票▼将来的に一定程度の部分禁酒に落ち着けるべきだ129票▼将来的に酒類規制を段階的になくすべきだ 71票▼ただちに一切の酒類規制をなくすべきだ102票▼その他3票▼無回答2票だった。

なお11月祭のホームページでは、それぞれの選択肢に対する記述式での意見も公開している。

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