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11月祭 コロナ前の賑わい戻る 事務局「大きなトラブルなし」

2023.12.01

11月祭 コロナ前の賑わい戻る 事務局「大きなトラブルなし」

模擬店の立ち並ぶクスノキ前広場は活気にあふれた(=11月25日、時計台前)

11月25日、4日間に渡る第65回11月祭が終了した。今年度の11月祭の企画数は延べ351企画で、4年ぶりのコロナ禍以前の規模での開催となった。11月祭事務局は本紙の取材に対し、飲酒トラブルを含め「大きな問題は確認されていない」と回答した。

11月祭事務局によると、今年度の11月祭の企画数は延べ351企画だった。内訳は▼グラウンド:40▼ステージ:64▼舞台公演:7▼模擬店:97▼屋内:119▼ウェブショップ:15▼ウェブ展示:9。規模を縮小した昨年度に比べ約2倍に増えた。なお、おまつり広場でのステージ企画については66団体から申請があり、40団体が当選したという。

今年度の11月祭では、飲酒や酒類の提供・持ち込みが19・22年度に引き続き全面的に禁止されていた。しかし、酒類所持が2件確認されその場で没収されたほか、1つの企画に対して酒類保持・持込による厳重注意処分が取られたという。酒類の提供は確認されなかった。本紙の取材に対し事務局は「飲酒者や酒類保持者は少数ながら認められたものの、泥酔者の発生や飲酒を起因とした器物破損など飲酒による大きな問題は確認されておらず、安全な11月祭が開催されたと考えている」とコメントした。

一方、11月祭と同日程で北部構内で開催された北部祭典では、北部祭典実行委員会が発行するアルコールパスの提示を酒類購入の際に義務づける部分的な禁酒措置が取られた。全面禁酒で開催された11月祭との違いによるトラブルは発生しなかったか本紙が尋ねたところ、委員会は「飲酒によるトラブルは一切なく、泥酔により介護が必要な来場者は一人も出なかった」と答えた。11月祭事務局にも尋ねたところ「他祭典との酒類規制の違いによるトラブルは確認されていない」との回答を得た。

また、事務局は「屋内施設(教室やお手洗い)の破損が数件見られた」と明かし、「本部スタッフとしては少々残念」とコメントした。

今年度の11月祭は11月22日〜25日に行われた。対面とオンライン企画のハイブリッド形式は昨年から引き継がれたが、昨年設けられた企画出展者の入構制限や来場者への事前予約などの規制が撤廃され、コロナ禍以前と同様の形式での開催となった。

来年度の11月祭の日程は2024年11月20日(水)〜23日(土)、片付け日は24日(日)。

参加者の声


◯NF初参加の市民
「印象的だったのは、マスクをしてない人が多かったこと。1回生は特にコロナの影響を受けた世代のはず。そうした世代が自由に集まって学祭を行えていることは感慨深い」

◯学部5回生
「コロナ前の学祭で感じた老若男女みんなで盛り上がる雰囲気が戻ってきた。感極まって泣きそうなほど嬉しい。留年せず4年で卒業していたら見られなかった景色があった」


お詫びと訂正
2710号(2023年12月1日号)の1面「11月祭 コロナ前の賑わい戻る」の中で、来年度11月祭の日程について「2024年11月21日(木)〜24日(日)、片付け日は25日(月)」と記述いたしましたが、正しくは「2024年11月20日(水)〜23日(土)、片付け日は24日(日)」です。訂正してお詫びいたします。

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