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全学実 禁酒撤廃 大学は応じず 11月祭終了後に再要求へ

2023.11.16

10月31日、第65回11月祭の第7回全学実行委員会(全学実)が開かれ、事務局は当局に大学の不介入・禁酒撤廃を訴えた要求文を再提出すると明かした。前回の全学実を11月祭前、最後の開催としていたが、第6回採択の要求文に当局が応じなかったことを受け、開催した。

全学実は9月18日、第6回全学実で採択された「大学当局の介入に関する要求」を当局に提出した。要求文では▼大学当局が全学実や11月祭参加者への介入を慎むこと▼今年度、飲酒被害が発生しなければ、来年度以降は全面禁酒を11月祭開催の絶対的条件としないこと、の二点を訴えた。しかし、当局は「本祭の飲酒等の状況が不明」として、いずれも「応じかねます」と返答した。

本祭終了後、事務局は前回と同内容の要求文と、再要求に対する附帯文を当局に提出する。附帯文には当局の不介入を求める根拠として、外部組織の学生団体・個人への干渉を認めていない「学生らによる自主的・主体的11月祭」宣言を挙げる。加えて、全面禁酒の撤廃も訴える予定だ。本祭で飲酒による吉田食堂への搬入者や物品破壊が生じる等の「重大な問題」が起きた場合は、事務局のみの判断で要求文から削除すると発表した。だが、出席者からの意見を受け、再び全学実を開き、削除するかを議論することになった。

また、来年度の11月祭の日程は20日(水)から23日(土)、片付け日は24日(日)と実施日のうち休日が一日しか含まれないことを受け、参加者からは「再来年度以降の11月祭では片付け日をなくし、日曜にも開催できないか」との意見が出た。対して事務局は、本祭がコロナ禍以前の規模に戻ることを踏まえ「片付けの短縮が可能か探りたい」と答えた。今年度の11月祭は22日(水)から25日(土)に実施。片付け日は26日(日)。

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