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京都府警は4月30日、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した学生2名の関係先として、熊野寮を家宅捜索した。学生は、知人名義のクレジットカードで高速バスの乗車券を購入した。これが不正利用に当たるとして、カードの持ち主とともに逮捕された。

捜索当日、約200名の機動隊が寮の周りに集まった。寮生の求めに応じて令状を提示したうえで、十数名の捜査員が寮内に入った。正午過ぎから約4時間にわたり捜索し、印鑑や携帯電話などを押収した。寮生は本紙の取材に、「印鑑程度のものを押収するために、居住空間である寮に大勢の機動隊が来るというのは許しがたい」と述べた。逮捕された2名は5月11日時点で勾留されているという。

本紙が京大に対し、警察からの連絡の有無や捜索への見解を尋ねたところ、いずれも「答えかねる」と回答した。