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国際卓越研究大へ10校申請 審査経て来年度助成開始へ

2023.04.16

文部科学省は4月4日、国際卓越研究大学への公募結果を発表し、京大を含む10校から申請があったことを明らかにした。今年秋ごろまでに審査を終え、来年度の助成開始を目指す。

同制度は、論文数などの基準を満たして認定された数校の大学に対し、10兆円規模の大学ファンドから1大学あたり年間数百億円を政府が支給するもの。一方、大学に制度改革や事業成長を課し、学外者が半数以上を占める、総長の人事権を持つ合議制機関も設置させる。申請があったのは、申請順に早稲田大学、東京科学大学(仮称)、名古屋大学、京大、東京大学、東京理科大学、筑波大学、九州大学、東北大学、大阪大学。

京大は本紙の取材に対し、申請の目的について「世界の有力研究大学に伍して国際社会の中でゆるぎない認知と承認を得られる研究大学を目指す」ためだとした。申請にあたり作成した計画書については「公表の予定はない」としている。

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