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千葉県警は2月23日、公務執行妨害で逮捕された熊野寮生1名の関係先として、京都府警の応援を受け熊野寮の地下を家宅捜索した。当該寮生は、千葉地裁が同月15日に成田空港用地内で、空港建設に反対する趣旨の看板ややぐらを強制撤去した際、警察の職務を妨害したとする疑いがもたれていたが、3月8日に不起訴となっている。

機動隊は100名以上の規模で13時過ぎに入構し、寮の建物内で令状を提示した。捜索は14時から17時半まで行われ、空港建設への反対運動に関する論稿が掲載された冊子や、当該寮生宛の封筒など計9点を押収した。寮生のひとりは「このような長時間の捜索は異例で経験がない」と述べた。

捜索に立ち会った大学職員によれば、今回の機動隊の入構については当日の13時前に警察から連絡があった。守衛を通じて厚生課に電話があり、直後に熊野寮自治会に連絡したが、機動隊は既に建物内に入っていたという。今回の捜索について京大に見解を尋ねたところ、「答えかねる」とした。