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11月祭 来場者は例年比10分の1 初のハイブリッド開催

2023.01.16

11月祭 来場者は例年比10分の1 初のハイブリッド開催

模擬店とステージ=吉田南グラウンド

12月14日、第64回11月祭全学実行委員会(全学実)が開かれ、飲酒事案の報告と再来年度の11月祭の日程案を承認した。また、今年度の11月祭の来場者数が約1万人で、例年の10分の1だったことが分かった。

今年度の11月祭は、対面を基本とし、オンライン企画を組み合わせた「ハイブリッド開催」で昨年11月19日〜22日に行われた。大学構内を会場としたのは19年度以来で、実に3年ぶりとなった。

11月祭事務局によると、例年の11月祭の来場者数は約10万人だが、今年度はのべ約1万人だった。内訳は、学外者約2千人、学内者約3千人、企画参加者約5千人。感染症対策として全ての来場者に事前予約を求め、来場時間ごとに予約の定員を設けたため、ほとんどの予約枠が埋まったものの、例年より来場者数は少なくなった。事務局は、来年度については例年通りの規模での開催を目指したいとしている。

今年度の11月祭では、飲酒や酒類の提供・持ち込みが19年度に引き続き全面的に禁止されていた。しかし、会場内における飲酒が5件確認され、4名の入場券が停止されたほか、厳重注意後に再び飲酒が確認された1つの企画については出展停止処分および企画参加者の入場券停止処分が取られた。酒類の提供は確認されなかった。弊紙の取材に対し事務局は、飲酒事案が3年前に比べて非常に少なく、飲酒事故や飲酒によるクラスター発生も確認されていないため、概ね今年の全面禁酒の目的は達成されたと評価した。他方、全学実参加者からは、「飲酒の是非については今後も議論してほしい」との声が聞かれた。

また全学実は、再来年度の11月祭の日程を2024年11月21日(木)〜24日(日)、片付け日25日(月)とすることを承認した。

全学実は11月祭に関する意思決定をする機関で、実務を担う事務局の上部組織にあたる。

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