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ウクライナ学生歓迎式典 留学生代表 支援に感謝

2022.11.01

ウクライナ学生歓迎式典 留学生代表 支援に感謝

ウクライナ学生と湊総長

10月26日、百周年時計台記念館でウクライナ学生歓迎セレモニーが開催された。式典には京大が4月以降に受け入れたウクライナ学生14名をはじめ、大学関係者など約30名が参加した。英語で行われた本セレモニーは湊総長、稲垣理事による歓迎挨拶の後、ウクライナ学生代表による挨拶を経て30分ほどで閉幕した。

湊総長らは挨拶で、留学生の受け入れには多くの支援が不可欠だったことを強調したうえで、勉学だけでなく長い歴史を持つ京都で日本文化を学ぶ重要性を述べた。さらに各々の学生に付くアドバイザーや留学生ラウンジ「きずな」に常駐するウクライナ人スタッフを例にあげて、サポートに全力を尽くすと述べた。なお、現在受け入れ中のウクライナ学生には、4月に京大が立ち上げた「ウクライナ危機支援基金」などをもとに渡航費、生活費、住居費が無償で提供されている。

続く学生代表による挨拶で、キーウ工科大学から来た学生は、留学生受け入れに関わる環境整備へ感謝の意を述べたほか、京都での大学生活へ意気込みを語った。加えて、ウクライナの現状に言及して「『まだ終わっていない』『まだ支援が必要である』ということを忘れないで」と訴えた。タラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大学の学生は「戦後も、ウクライナと日本の友情の絆が、このように緊密であり続けることを願う」と述べ、会場は拍手につつまれた。

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