ニュース

11月祭 全面禁酒細則を適用へ 感染対策の一環として

2022.10.01

9月26日、第64回11月祭全学実行委員会(全学実)が開かれ、飲酒に関わる規制を定めた「全面禁酒細則」を承認した。飲酒については、同月1日に行われた前回の全学実で、飲食を伴う企画が実施可能となった場合に全面禁止する方針を決定していた。

「全面禁酒細則」により、飲酒行為や酒類の提供・持ち込みが禁止される。注意に従わない来場者には会場からの退去を求めるほか、企画出展者が違反した場合は今年度の出展権を剥奪、酒類を提供すれば次年度の出展権も合わせて剥奪する。発見された酒類は事務局が預かり、返却を希望する者には11月祭終了後に返却日を設ける。飲酒者の会場への立ち入りも禁止となり、飲酒が疑われる場合はアルコール検知器による検査を実施する可能性があるという。11月祭事務局は禁酒細則について、来場者の登録や企画担当者への説明会の際に周知するとした。

対面で実施された2019年度の11月祭では、全面禁酒としない場合はグラウンドおよび教室の使用を認めないとした京大当局の通告をうけ、全学実で禁酒の方針を決議した。今回の全学実で事務局は、「今年も当局からの働きかけがあったのか」という参加者の質問に対し、「交換条件はないが、新型コロナの感染対策の観点から、禁止すべきだと当局と意見が一致した」と答え、飲酒トラブルの防止を図った2019年の禁酒方針と目的が異なるという見解を示した。

飲食を伴う企画の実施の可否については、10月中旬に判断する方針だ。

関連記事