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桂・船井講堂で記念展示 京大卒のノーベル賞・フィールズ賞受賞者

2008.09.25

桂キャンパスの船井哲良記念講堂で7月16日より、京都大学を卒業したノーベル賞受賞者5名・フィールズ賞2名を記念する展示パネルが常設されている。宗本順三・工学研究科教授の発案で、1階のエントランススペースの柱の窪みを活用して設けた。

7名のほか、次の受賞者のためのパネルが1つ余分に作られている。パネルにはそれぞれの顔写真・実績のほか、賞状・メダルや研究論文・ノートの複製が設置され、直にページをめくり筆跡を感じることができる。

尾池総長は「卒業生、その方がどんな人だったかということを展示して、学生たちに見てもらって、またこれ(パネル)をどんどん増やしてほしい」「まずそれ(論文・ノート)を読んでほしい。それが分からないようでは…」と話した。講堂を寄附した船井哲良・船井電機株式会社執行役会長は「日本の若い人が、世界に名を連ねる先輩が京都大学にたくさんおられたという事を知ってくれれば」と話す。

なお、1973年にノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏も京都大学の前身・第三高等学校を卒業しているが、東京帝国大学へ進んだため対象からは外れている。

《本紙に写真掲載》

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