文化

【現在も募集中】川柳/短歌で「京都大学のイマを詠む」【第2回募集分より】

2022.08.16

7月1日から11日に、第2回川柳/短歌の募集を行った。テーマは「京都大学のイマを詠む」。集まった作品から、編集員が選んだ数作を、ひとことの講評とともに掲載する。

※川柳/短歌は現在も募集中です!
酷暑避け知をたずねよう書庫の棚 ネクタイ愛好家(京大・一回生)

【評】

厳しい暑さだ。教室移動だけで汗がじわりと吹き出してくる。これはたまらない、一刻も早く避難しなければ――。そこで詠者は図書館の書庫を勧める。確かに涼しいし、人も少ない。おまけに知の探索まで出来てしまう。そう、思えば絶好の避暑スポットだ。今度の空きコマは書庫に寄ってみるのも良いかもしれない。(涼)

梅雨明けて医学部歩く草亀やあれは野良かと問ひし先輩 青でんぶ(30代)

【評】

昨年と打って変わって、気が付いたら梅雨が明けていた。亀は梅雨の時期に道路で発見されることが多いようだが、のろまな亀は、足早な今年の梅雨に置いて行かれてしまったのだろうか。様々な学生や団体が様々な動物を飼育している京都大学。先輩が、野良亀か飼い亀かと疑問に思ったのも頷けよう。(滝)

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