文化

川柳/短歌で「京都大学のイマを詠む」 【初回特別編】京大短歌会寄稿

2022.06.16

京大新聞で、川柳と短歌の募集を始める。目的は、紙面に読者の声を載せること。初回となる今回は、特別編として京都大学短歌会の会員3名からの寄稿を掲載する。

盗撮の報せを聞きし母親の男性嫌悪(ミサンドリー)を浴びたる夕べ 三上麦

【ひとこと】

京大生による盗撮事件の報道を受け、母から連絡が来た。うんざりする気持ちは理解できるが、何かを守ることは何かを攻撃することではないと思う。

タテカンのない道端にイタチ死に、となりの芝生がもう青くない 依田口​​​​​​孤蓬

【ひとこと】

私は同志社大学の学生なので、お隣さん視点で詠みました。タテカンは完全に死んだ訳ではありませんが、以前の隆盛は見る影もありません。

大学が寮のネガキャン張る夏をいつもどおりに東洋史受く 渡辺理香

【ひとこと】

昨年六月、熊野寮の自販機は「違法」だと非常に強い言葉で書かれた文章が、全学向けにクラシスで掲示された。

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