ポスター展 有名映画ずらり 「MONDO 映画ポスターアートの最前線」(2022.06.16)

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京都国立近代美術館は、国立映画アーカイブと協同で、展覧会「MONDO映画ポスターアートの最前線」を開催している。映画作品のエッセンスと、アーティストのセンスを融合させたポスター71点が展示される。

映画ポスターは映画の歴史と歩みを共にし、宣伝としての機能を担ってきたが、そうした宣伝の主軸は、インターネット上での予告動画配信などに移りつつある。一方で、今世紀に入り映画ポスターの美術品としての側面に目を向け、盛り上げようとする動きが生まれている。2004年に誕生したMONDOはその潮流を牽引するアーティスト団体の1つで、アメリカのテキサス州オースティンに本拠地を置く。旧作、新作を問わず、映画作品のオリジナルポスターを制作しており、各国に熱狂的なファンを持つ。

会場には章立てや順路は特になく、写真撮影も自由だ。気に入った作品のために引き返す人も、撮影のために足を止める人もいた。

「透明人間」、「カリガリ博士」、「月世界旅行」など、戦前の有名映画から、「スター・ウォーズ」、「猿の惑星」、「ジュラシック・パーク」などの戦後の有名作品の多彩なポスターが並ぶ。

ポスターのモティーフは、名シーンを扱うものから、登場人物を勢ぞろいさせたもの、公開当時の映画ポスターのデザインを残したものまで多様だ。

「悪魔のいけにえ」のポスターでは、チェーンソーで襲われる場面が生々しく描かれる。チェーンソーが振りかざされ、血しぶきが舞い、皮膚がめくれ上がり、断たれた筋肉が露出する様は圧巻であり、映画内で味わう恐怖体験を強烈に予感させる。

「モンスターズインク」のポスターは、やや黄色がかった、ノスタルジックな風合いだ。海外の映画作品が多い中、日本の「ゴジラ」シリーズの作品も目を引く。「ゴジラ」のポスターには、英語のタイトルとともに、カタカナのお馴染みのフォントで「ゴジラ」があしらわれる。「ゴジラ対メカゴジラ」のポスターに至っては、タイトルから監督名等、活字はすべて日本語表記で、日本作品への思いが感じられた。

どのポスターも、美術作品としての映画ポスターの魅力を持つと同時に、モティーフとなった映画に興味を抱かせるもので、宣伝という本来の機能も健在であることを感じさせる。

展覧会は7月18日まで。一般は430円、大学生は130円(キャンパスメンバーズ加盟校の学生は無料)。高校生以下、18歳未満および65歳以上は無料。障がい者と付添者1名は無料。(玄)

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【個性的な映画ポスターがずらりと並ぶ】

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