法学部五月祭 実行委員「譲れない意志あった」 開催場所、コロナ、騒音…議論重ねる(2022.06.16)

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「たどりついた、戻ってきたんだ」。11日と12日に開催された「法学部五月祭」の開催前夜、実行委員長の河野桜子は感極まって涙ながら、取材班にこう語った。昨年は一回生として実行委員会に参加した。昨年7月には先代実行委員会の数名が大学側に呼び出されたという。「重い処分は受けない範囲でやっていた。処分者が出れば、人が来なくなる」。(関連記事:「法学部五月祭」中庭で開催 大学側は事前に注意喚起(2022.06.16)

昨年の9月からは、第二回の開催に向けて幾度も会議を繰り返した。「実行委員会のメンバーそれぞれに、実行形態について譲れない意思があった」と河野は話す。中庭という大学構内での開催には、最後まで内部に反対意見があったという。「大学との交渉に労力を要する中庭開催を目指すより、開催できるという明確なゴールを用意したほうが良いと思った。円山公園や鴨川を候補に挙げていた」(実行委員会関係者)。しかし、実行委員会の中で学内開催への強い意欲があり、5月22日には中庭での開催という最終的な方針を定めた。なお、大学が定める自粛要請では、届け出のあった全学公認団体の活動のみ認めるとしており、場所を問わず有観客での集会を不可としている。

会場を設営する作業は10日の夜から始まった。人けの少ない夜の構内に、ぽつぽつと学生らが集まった。20時を回るころには、数台の車が鉄パイプや木材などの資材の搬入のため入構し、23時には大方の作業が終了した。設営したステージや音響機器は、実行委員で夜を徹して保守したという。翌日の10時にプログラムが開始され、16時に終了した。11日の夜も、実行委員が中庭にとどまって機材の管理を行っていた。12日、予定していた行事が全て終わると、19時には元の中庭の様子に戻った。

イベント会場となる法学部中庭では、当日立ち入る通行人に来場者登録を要請し、検温・消毒を行うなどして感染対策を講じた。実行委員会関係者は取材に対し「京大の感染対策ガイドラインは、昨年10月から8か月間見直されていない。現状における規制は強すぎて、全学生のためには機能していない」と答えるなど、大学側のコロナ対応を批判する。また騒音問題に対しても「時計台にて別イベント開催中。拍手歓声は良識の範囲内で」という張り紙で参加者に注意を促していた。

河野は、五月祭を振り返ってこう締めくくる。「来年以降も、五月祭の理念である『人と人とのつながり』を体現できたらと思う。次に繋げるための第二回として開催できた」。(航、爽、楽、有)


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