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法学部五月祭 屋外で開催 教務 容認一転、直前に警告

2021.06.16

6月12日と13日、法学部有志による「五月祭」が法経本館南の中庭で開かれた。特設の屋外ステージが組まれ、法学部の森川輝一教授が講演したほか、学生がバンド演奏や歌唱を披露した。YouTubeでの配信企画も実施した。(関連記事

約20年前まで続いていたとされる「五月祭」を復活させる形で有志が開催した。来場者に対し、京都府の新型コロナ追跡サービスへの登録を求めたほか、検温や消毒を実施した。出演者がマスクを着けたまま歌う姿も見られた。

実行委員会によると、3月時点で法学部教務は開催を容認していたという。一転して6月8日、教務は学部長名義で全法学部生にメールを送り、学部主催ではないと説明したうえで「現在京大では集会などの自粛が要請されている」と注意喚起した。しかし、実行委は開催に踏み切った。終了後の14日には学部教務が再びメールを送り、「無許可でステージを設定して大音響でライブを行った」などとして「運営に関わった者に反省を求める」と通知した。

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