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ウクライナ学生へ住宅無償提供 京大 受け入れ全員分確保

2022.05.01

京大は4月20日、ウクライナから受け入れる学生に、最大30室の住宅を1年間無償で提供すると発表した。京都市内に本社をおく株式会社・学生情報センターが運営する住宅で、同社から京大へ提供の申し出があった。この支援によって京大は、受入れを予定する学生全員分の住居を用意することができるという。

ウクライナからの学生受け入れについて京大は、4月6日に、入学金や授業料の免除と合わせて実施することを発表していた。加えて、学生の生活支援を目的とする「ウクライナ危機支援基金」を設置し、寄付を呼びかけていた。基金は、月額8万円の奨学金支給に使用する予定だという。

提供される住宅には、家具やエアコン、インターネット等の設備が備わっているほか、英語を話せる管理人が常駐し、日本人学生のレジデントアシスタントが生活のサポートを行う予定だ。

京大は報道発表で「同社の支援に深く感謝するとともに、こうした支援の輪が広がることを期待している」と述べた。住宅提供の開始時期については、本紙の取材に「現時点では返答できかねる」と回答した。

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