企画

京大近所探訪VOL.1 将軍塚・青龍殿(京都市山科区)

2021.02.16

本コーナーでは、京大周辺の名所を紹介する。大学での勉強や研究に疲れ、ふとどこかへ出かけたくなった時、このコーナーが行き先を選ぶ参考になれば幸いだ。(編集部)

将軍塚・青龍殿は、京都東山の山頂にある名所である。青龍殿は横幅が奈良大仏殿のおよそ半分の木造大建築物で、国宝である青不動が祀られている。青龍殿の裏には清水寺の舞台の4.6倍の広さの大舞台が築造されており、京都市内を一望できる。敷地内には桓武天皇が平安京遷都の折、京都の平穏を願って築かせたという将軍塚が現存し、見学することができる。将軍塚横の庭園には、もみじ、桜、藤、シャクナゲ、サツキ等が植えられ、特に春は桜の名所、秋は紅葉の名所として賑わう。

取材した日はあいにくの雨だったが、大舞台からは霧がかった京都市内を一望することができた。目を凝らすとあべのハルカスなど大阪のビル群も見ることができ、雄大な眺めに心が洗われた。

将軍塚・青龍殿は車や循環バスを利用して京大から40分程度の場所にある。眺めがよく、ほっと一息つけること請け合いなので、勉強やサークルに疲れたら行ってみてはいかがだろうか。(森)

将軍塚・青龍殿
京都市山科区厨子奥花鳥町28
京都駅よりタクシー20分
地下鉄東西線「蹴上」駅よりタクシー5分

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