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京大生協に400万円の支援 クラウドファンディングを実施

2021.02.16

京大生協は1月4日、新型コロナウイルス感染症の流行による経営悪化に対する支援金を募るため、クラウドファンディングを開始した。2月14日時点で、400万円を超える支援金が寄せられている。

クラウドファンディングとは、インターネットで資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人に出資してもらう資金調達方法の一種である。1月4日に開始して以降、多くの在学生の保護者や卒業生からの支援が京大生協に集まった。開始から1週間程度で目標金額としていた300万円を達成した。支援金は京大生協の運営資金として活用する予定だ。

今年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、京大の講義の大半がオンラインに移行し、学生が大学に通学する機会が減った。そのため、京大生協の店舗利用者が減少し、経営状況が悪化した。今年度の決算では、約3億円の赤字が予想されている。

クラウドファンディングは2月28日まで行われる予定である。京大生協のホームページから専用のサイトにアクセスでき、誰でも支援可能だ。支援者には支援金額に応じて、感謝状や京大生協の商品である「総長カレー」などの返礼品が届けられる。