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京大生協 ローストチキンで環境貢献 マイボトル配布 700本を引換

2025.10.16

10月6日から10日、学生などが運営する「エコ~るど・京大」と京大生協が共同で、マイボトル利用促進を目的に、企画「ローストチキンを食べてマイボトルをゲットしよう!」を開催した。生協は今後、特に新入生に向けた普及運動を展開しつつ、食堂や購買でのボトル販売も検討しているという。

6、7日に中央食堂・吉田食堂・カフェテリアルネでローストチキンを注文した組合員に、各店舗先着500名限定でイベントオリジナルボトルとの引換券がレジにて渡され、10日までルネ1階で引換が行われた。引換所にはマイボトルの正しい洗い方の解説やおすすめボトル診断チャート、様々な大きさのマイボトルも展示された。ボトルには両団体のロゴと構内ウォーターサーバー地図がプリントされている。

企画の経緯として生協は、組合員の新入生にマイボトルを配る計画があり、試金石として実施したと答えた。「持続可能なキャンパス」を目指しウォーターサーバーの設置などを行うエコ~るど・京大に話を持ちかけ、企画が実現した。ローストチキンを選んだ理由として、調理が簡易で3店舗とも終日提供可能かつ、「万人受けする」ことを挙げた。

生協によると、ローストチキンは通常各店舗1日140~160食提供されるが、6、7日の2日間は各店舗1日220~250食提供されたという。ボトルは用意した1500本のうち約700本を配り、残りは配布・販売を検討していると説明した。

エコ~るど・京大のメンバーは「マイボトルは使わないと意味がない。イベントがマイボトル使用のきっかけになれば嬉しい」と企画への思いを語った。

生協は、年間1千万円程度の経費が発生していたことから、3月から順次食堂での緑茶提供を終了し、ウォーターサーバを設置していた。緑茶提供を終了する店舗では、将来的に紙・湯呑を含めた全てのコップの設置を取り止め、マイボトルでの利用に切り替えるという。