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進学の夢 叶えたい 第91回あしなが学生募金

2015.11.01

遺児の進学を支援する「あしなが学生募金」が、10月17、18、24、25日の4日間にわたって全国約200カ所で第91回目となる募金活動を行った。

活動に参加しているのは、実際にあしなが育英会から奨学金を借りて進学を実現させてきた学生たちやボランティアスタッフが主。京都では今年、JR二条駅や河原町三条などの数カ所で募金活動が行われた。

「あしなが学生募金」の活動は、1969年に東京理科大学と青山学院大学の2人の学生による交通遺児支援から始まった。現在では地方ごとに事務局があり、そこを拠点に活動。集まったお金は全額「あしなが育英会」に寄付され、遺児学生らに貸与される。昨年の春行われた第90回目の活動では、関西地域だけで約1800万円、全国では約1億1300万円もの金額が集まった。イオンモールkyoto前での活動のリーダーである澤田理さん(20)は、「募金してくれる人たちが信頼して応援してくれていることもしっかりと受け止めて、一人でも多くの遺児学生が進学を実現できるように頑張っていきたい」と話した。

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