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〈文書館企画展〉 京大の行事を振り返る

2014.08.01

8月5日から10月5日にかけて、百周年時計台記念館1階の歴史展示室で企画展「儀式・行事の歴史」が開催される。京大の創立以来行われてきた入学式や卒業式などに関する展示物によって、それぞれの歴史とその意味を振り返る。

企画展は文書館が主催しており、初代総長の木下廣次氏による第1回卒業式告辞原稿や明治期の卒業アルバム、「入学式粉砕」を呼び掛ける大学紛争時のビラなどを展示している。文書館で保管されていた資料の他にも、当時の式典の写真やその変遷を説明したパネルが設置される。

卒業式を紹介するコーナーには、大正時代の父兄の参列票なども置かれ、大学文書館の西山伸教授は「当時から保護者もこうした式典への関心があったことがうかがえる」と話す。また、今回の企画展の意義については「京大の入学式や卒業式は、意外と色々な変遷をたどっている。大学教育の意味を問うのに非常に興味深い材料になるだろう」と述べた。

展示資料は計40点。期間中は9時30分~17時に無料で入場できる。休室日は9月1日のみ。

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