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教員6名に孜孜賞

2013.07.16

6月27日、京都大学の教員6名に対する「孜孜賞」の表彰式が百周年時計台記念館2階貴賓室において執り行われた。

「孜孜賞」は昨年11月8日に創設され、今回がその第一回表彰式となった。「孜孜」とは熱心に励むさまを表す言葉である。京都大学では学生表彰制度として「総長賞」がすでに存在するが、昨年ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のように、京都大学において顕著な成果をあげた教員を表彰する制度が今まで存在しなかった。京都大学教員表彰規程によると「孜孜賞」は京都大学において①極めて顕著な成果をあげる②大学の管理運営に貢献する③権威のある賞の受賞等により社会的に評価される④大型プロジェクトの構築について極めて顕著な貢献をするという4つのうちのいずれかに該当する教員を表彰することとしている。

今回受賞した6名は「教員表彰選考委員会」により、理事や部局長に推薦された複数の候補者から選ばれた。受賞者には表彰状のほか、副賞として50万円がそれぞれに授与された。総務部人事課によると、この表彰制度の創設により京都大学における研究活動のさらなる発展が期待されるという。受賞者は以下のとおり。長田重一教授(医学研究科)/小杉泰教授(アジア・アフリカ地域研究研究科)/大嶌幸一郎特定教授(環境安全保健機構)/川井秀一特定教授(総合生存学館)/山中伸弥教授(iPS細胞研究所)/北川進教授(物質―細胞統合システム拠点)。

なお、同課によると次回の表彰は来年の同時期に行われる予定だ。

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