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追放団体が出店か 実行委員会で指摘 11月祭

2007.11.16

今年度の11月祭における模擬店企画の一つについて、11月祭から追放されている団体の関連団体による主催ではないか、と指摘する声が複数の中間実行委員会から11月祭事務局に寄せられた。中間実と事務局は6日に協議し、当該団体に対して、追放団体との関連の有無、団体の設立経緯に関する説明を文書で求めた。当該団体は飲食店の出店を予定している。

11月祭の開催にあたって全学実行委員会は、原理研究会の追放決議の他に「ミス&ミスターコンテスト2004実行委員会」「雅コンテテスト」の構成員及び関連団体の追放決議(2004年12月採択)を今年も確認している。

今回の指摘は、飲食店を企画する当該団体がミスコン実の構成員によって設立・運営されているのではないか、というもの。さらに、ミスコンに協賛しようとした企業と当該団体が関係しているのではないか、との疑いが持たれた。当該団体は12日現在、すでに指摘に対する回答を文書で事務局に寄せており、今後、指摘をおこなった中間実らが内容を検討する。

ミスコン実は04年の第46回11月祭に「ミス&ミスターコンテスト2004」と称する企画を申請したが、企業との関わりや内容の差別性の観点から疑義が呈せられ、全学実で数回にわたる公開議論がなされた。結局、ミスコン実は企画を取り下げたが、学内の議論を放置して学外開催を目論むなど全学実を軽視して11月祭の自治を破壊する行為を行ったとして、同年12月に開催された全学実行委員会で追放決議をうけた。決議文では真摯な自己批判と前年の総括を行わない限り追放は解除されないとしている。

05年の11月祭には、ミスコン実の関連団体が暫定的に追放決議を解除されて「京大雅コンテスト」を開催したが、実際の内容がミスコンと酷似しており、その後の議論も放棄したため、翌年以降も追放決議が適用されることになった。

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