文化

京大総合博物館 陸上脊椎動物の不思議に迫る

2012.10.01

京都大学総合博物館にて「陸上脊椎動物の多様性と進化―京都大学の挑戦―」が現在行われている。

京都大学では、陸上脊椎動物、すなわち哺乳類・爬虫類・両生類の多様性や進化に関する研究が長年にわたって行われてきた。そして現在では、日本のみならず、東アジア・東南アジア・アフリカなどの地域におけるフィールドワークを基礎にした研究が進められ、多くの成果があげられている。

この企画展では、フィールドワークによってもたらされた12万点をこえる学術標本資料の一部や写真・映像とともに京都大学の最新の研究成果が紹介されている。たくさんのトカゲやネズミなどの標本が陳列されていたが、なかでも国の特別天然記念物であり、賀茂川にも生息しているオオサンショウウオの標本が目を引いていた。また、同企画展ではその他に陸上脊椎動物の国際共同研究への最近の取り組みや成果も紹介されている。

同企画展は6月6日-10月14日の間、午前9時半-午後4時半(入館は午後4時まで)で行われる。休館日は月曜日・火曜日(平日・祝日にかかわらず)。なお、京大生は学生証の提示により、総合博物館へは無料で入場できる。(湘)

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