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総長賞 個人5名、1団体が受賞

2012.04.01

3月19日、2011年度「京都大学総長賞」の表彰式が本部棟で行われた。同賞は2005年に創設され、「学業」、「課外活動」、各種社会活動(「その他」)において高い功績を挙げ、大学の名誉に貢献した学生・学生団体に送られている。

今年度は9件の推薦があり、選考の結果、5個人1団体が受賞にいたった。学業では各界において権威のある学術誌・国際会議に論文が掲載・採択された3個人が受賞。課外活動では京大から19年ぶりに首位打者賞を受けた法学部4回生新実彰平さんと、点訳、視覚障害者との交流活動が認められ厚生労働大臣賞を受けた「京都大学点訳サークル」が受賞。その他では出版甲子園でグランプリを獲得した農学研究科修士2回高田真理さんが受賞者に選ばれた。

表彰式に出席した松本紘総長はそれぞれの受賞者について講評を述べ、「いずれも素晴らしい業績。総長賞の受賞を励みとして、今後更なる成果を上げてほしい」と話した。表彰式後、受賞者によるプレゼンテーションが行われ、自身の受賞内容について簡潔に紹介した。

表彰者・表彰団体
表彰理由



情報学研究科通信情報システム専攻博士3回・吉田悠一。理論計算機科学において最も権威ある国際会議で筆頭筆者・単著の2論文が採択。

生命科学研究科高次生命科学専攻博士3回・坂本雅行。米国科学アカデミー紀要(PNAS)に第一筆者として発表、第18回東アジアジョイントシンポジウムで優秀賞受賞。

医学部医学科6回生・畑玲央。専門誌Journal of Molecular and Cellular Cardiologyに筆頭筆者として論文掲載。

法学部4回生・新実彰平。関西学生野球連盟平成23年度春季リーグでベストナイン賞および京大では19年ぶりの首位打者賞受賞。

京都大学点訳サークル。点訳活動をはじめとするボランティア活動で厚生労働大臣賞受賞。

農学研究科食品生物科学専攻修士2回・高田真理。第7回出版甲子園において『世界一の紙芝居屋ヤッサンの「人生を貫く7つの心」』でグランプリ受賞。

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