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「埃及考古学展」終了まであとわずか 京大博物館

2012.01.17

現在、京都大学博物館二階にて「埃及考古学展」が行われている。これは、今年で開館10周年をむかえた京都大学博物館の記念展示として、約100年前にイギリス・ロンドン大学のフリンダース・ペトリー氏から京都帝国大学考古学教室初代教授の濱田耕作に送られたエジプト考古資料を初めて本格的に公開したものである。

同展では、鳥のミイラ、織物をはじめとするエジプト考古学の成果が多数展示されており、生物学的研究や最新の技術を用いた調査方法によって、古代ナイル川流域の人々の生活・文化・思想が来場者にもわかりやすく説明されている。一部展示品の中には、ライトダウンなど作品の保存に配慮したものもあった。

同展の期間は10月19日~12月18日までであり、博物館職員は「期間終了までに少しでも多くの人に来場してもらいたい」と話した。なお、京都大学博物館は京都大学の学籍・教職員籍を持つ者は無料で入館できる。

11月祭 開館時間が延長に

11月24日(木)、京都大学博物館は開館時間を通常の9時半~16時半(入場は閉館時間の30分前)から、9時半~19時半(同右)まで延長して開館した。

これは京大生たちの「閉館時間が早すぎて講義終了後などに見に行くことができない」という声を元に実現。博物館職員の勤務時間の関係から、学外からも多数来場者のあることが予測される11月祭期間中に試験的に開館時間を延長することを決定した。博物館職員は「解決すべき問題はあるが、今回の結果を見次第、開館時間の延長を行うことも考えていきたい」とコメントした。

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