複眼時評
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藤井光 同志社大学准教授 「国際線ターミナルにて」
2013.07.16
Q:次の作家たちを特定し、彼らに共通する特徴は何かを答えなさい。 1)一九六八年、アメリカ生まれ(『燃えるスカ…
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塩塚秀一郎 地球環境学堂准教授 「街路と政治とユーモア」
2013.06.15
東京でほぼ同時期に開催されていた三つの現代アート展をまとめて訪れてみた。「フランシス・アリス展第一期」(東京都…
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若島正 文学研究科教授 「極私的グローバリゼーション論」
2013.04.01
このところ、猫も杓子も口を開けばグローバル化、グローバル化とうるさい世の中である。この京都大学も例外ではなく、…
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岡田暁生 京都大学人文科学研究所准教授「グールドの何が天才なのか」
2012.12.01
最近よく思うのだが、天才的な芸術家というのは、恐らく自ら意識をすることもなく、歴史の中で最も己にふさわしい死期…
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松下和夫 大学院地球環境学堂教授「3・11後のエネルギー環境政策と レジリアントな社会」
2012.08.01
私たちが享受している高度な近代文明と豊かな消費社会は、実は私たち自身が制御できない巨大なリスクと隣り合わせであ…
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加藤立久 高等教育研究開発推進機構教授「私の慈石論」
2012.07.16
今年の春、筑波大学院集中講義「分子磁性論」(分子が示す磁石の性質)を依頼され、同時に化学類1年生(学部生)対象…
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水野尚之 大学院人間・環境学研究科教授「私、結構本気でした―京都大学総合格闘技サークルKUWF興亡史」
2012.04.16
50代後半の私は、おそらく力道山の試合をビデオでなくリアルタイムで見た最後の世代だろうと思います。(私が小学三…
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舟橋春彦 高等教育研究開発推進機構教授「当世風「恥」の文化に思う」
2012.03.16
「電車やバスで席を譲りますか? またその時、恥ずかしいような照れくさいような抵抗感は感じますか?」と尋ねられた…
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松久寛 工学研究科教授「「御用学者」考」
2012.02.21
福島原子力発電所の事故以来、御用学者という言葉が氾濫している。もともとは、御用学者は江戸時代に幕府に雇われて歴…
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吉川一義 文学研究科教授「プルースト『失われた時を求めて』の全訳」
2011.12.01
プルーストの『失われた時を求めて』は二十世紀フランス文学の最高傑作として評価が高まる一方である。ところが全巻読…